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【あるある!】建ててから気づく注文住宅の落とし穴TOP5と回避術
「自分たちの理想を詰め込んだ、世界に一つだけのマイホームを建てたい!」
注文住宅は、そんな素敵な夢を叶えるための最高の選択肢です。しかし、自由度が高いからこそ、住み始めてから「こうすれば良かった…」と後悔するポイントが出てきやすいのも事実。
せっかくの夢のマイホーム、絶対に失敗したくないですよね。
この記事では、注文住宅を建てた多くの先輩たちが経験した「よくある後悔」をランキング形式でご紹介し、その具体的な対策まで徹底解説します。これから家づくりを始める方は、ぜひ参考にしてください!
【第1位】間取り・動線の失敗|毎日の「小さなストレス」が積もっていく
最も多くの人が後悔するのが、日々の生活の快適さを左右する「間取り・動線」です。暮らし始めてから気づく小さな不便が、だんだんと大きなストレスに変わってしまいます。
よくある後悔😩
🫧洗濯動線が長くて家事が大変…
洗濯機のある脱衣所から物干しスペースまでが遠く、重い洗濯カゴを持って家の中を何度も行き来。乾いた洗濯物をしまうクローゼットも別の階…なんてことになると、毎日の洗濯が憂鬱になります。
🧱壁がない!家具の置き場に困る…
ウッドデッキに行けるように大きな窓を設けたら、いざ住んでみるとソファが邪魔になった…というケース。 窓の前にソファを置くしかなく、出入りのたびに動線をふさいでしまったり、テレビを置く場所も限定されて理想のレイアウトが組めなかったりと、後悔につながります。
🚽来客中に気まずいトイレの位置…
リビングの隣にトイレがある間取りにしてしまい、来客がいると家族がトイレを使いづらい。子供がリビングを横切るのをためらったり、音がお互いに気になったり…と、想像以上にストレスを感じるポイントです。
⏳収納が遠くて、出すのが面倒…
頻繁に使う掃除機が遠い納戸にしかしまえなかったり、トイレットペーパーのストックを廊下の収納庫まで取りに行かなければならなかったり。使う場所としまう場所が離れていると、出し入れが億劫になり、結局モノが出しっぱなしになって家が散らかる原因になります。
対策ポイント🤓
🍚家族の生活パターンを徹底的にシミュレーションする
朝起きてから夜寝るまで、家族一人ひとりが「いつ・どこで・何をするか」を具体的にシミュレーションしましょう。平日と休日、両方のパターンで動線を紙に書き出してみると、改善点が見えてきます。
🪑生活の中心となるLDKを基準に各部屋の配置を考える
リビング・ダイニング・キッチン(LDK)を家の中心に据え、そこから水回り、個室、収納などへのアクセスがスムーズになるように計画するのが基本です。
🙋プロの設計士に「暮らしやすさ」を相談する
間取りは素人判断で決めず、必ずプロの設計士に相談しましょう。経験豊富な設計士なら、家族のライフスタイルに合わせた「本当に暮らしやすい動線」を提案してくれます。
【第2位】設備の選び方に後悔|「見た目」と「実用性」の落とし穴
キッチンやお風呂、洗面台などの設備は、ついついデザインや最新機能に目が行きがち。しかし、見た目だけで選んでしまうと、後々使い勝手の悪さに悩まされることになります。
よくある後悔😩
💎デザイン重視で選んだら、使いにくかった…
おしゃれな輸入キッチンを選んだら、シンクが深すぎて腰が痛くなったり、スタイリッシュな洗面ボウルにしたら、水はねで周りがビショビショになったりするケースは後を絶ちません。
📺高価な最新設備を入れたけど、結局使わなかった…
「あったら便利かも」と多機能なオーブンや浴室テレビを導入したものの、ほとんど使わずに宝の持ち腐れに。初期費用が無駄になっただけでなく、掃除の手間だけが増えてしまったという声も。
対策ポイント🤓
🪣使用頻度やメンテナンスのしやすさを重視する
デザイン性も大切ですが、「使い勝手はどうか」「掃除はしやすいか」「お手入れは簡単か」といった実用的な視点を忘れないようにしましょう。
🪟実物をショールームで体感する
カタログやネットの情報だけでなく、必ずショールームに足を運んで実物を見て、触れて、使い勝手を確認しましょう。キッチンの高さや引き出しの重さなど、実際に体感しないと分からないことはたくさんあります。
【第3位】収納スペースの不足|「とりあえず」で作るとモノが溢れる家に
「収納はたくさん作ったはずなのに、なぜか家が片付かない…」。これも注文住宅で非常によくある後悔です。問題は、収納の「量」だけでなく「質」と「場所」にあります。
よくある後悔😩
👗クローゼットが小さくて衣類が入りきらない!
家族の人数や成長に合わせて衣類は増えていくもの。設計時の想定が甘いと、あっという間にクローゼットがパンパンになり、部屋にモノが溢れ出してしまいます。
🗃️高さや奥行きが使いにくく、デッドスペースに…
奥行きが深すぎる収納は、奥のものが取り出しにくく、結局使わなくなってしまいがち。また、棚の高さが固定されていると、しまいたいモノのサイズに合わず、無駄な空間が生まれてしまいます。
対策ポイント🤓
🧸収納するモノの「種類」と「量」をあらかじめ把握する
今持っているモノはもちろん、これから増えるであろうモノ(子どものおもちゃ、趣味の道具など)もリストアップし、それぞれに必要な収納スペースを確保しましょう。
🧹「適所収納」を意識する
「使う場所の近くに収納を配置する」のが鉄則です。例えば、掃除機はLDKの近く、トイレットペーパーはトイレの中、といった具合に、動線を考えた収納計画を立てましょう。
👕パントリーやファミリークローゼットの導入も検討
キッチン横に食料品をストックできる「パントリー」や、家族全員の衣類をまとめて管理できる「ファミリークローゼット」は、家事の効率化と家の整理整頓に大きく貢献します。
【第4位】コンセントの位置・数|暮らし始めてから気づく「ここに欲しかった!」
意外と見落としがちで、後悔の声が非常に多いのがコンセント問題。暮らし始めてから「ここにコンセントがあれば…」と感じるシーンは数多くあります。家が完成してからコンセントを増やす(移動する)のは費用もかかり大変なので、計画段階でしっかり検討するのが大事です。
よくある後悔😩
🐙必要な場所にコンセントがない!足りない!
暮らし始めてから「ここに欲しかった!」「数が足りない!」と後悔する筆頭格です。ダイニングテーブルでホットプレートを使いたいのに、足元にコンセントがない。ベッドサイドでスマホを充電したいのに、コンセントが遠い。キッチンカウンターで複数の調理家電を同時に使えなかったり、テレビ周りがタコ足配線でごちゃごちゃになったりと、計画段階での想定不足が露呈しがちです。結果として、家の中がタコ足配線や延長コードだらけになってしまいます。
🛋️家具を置いたらコンセントが隠れてしまった…
せっかくコンセントを設置したのに、ソファや棚を置いたら完全に隠れてしまい、全く使えない「無駄なコンセント」になってしまった、という失敗もよくあります。
対策ポイント🤓
📱家電の使用場所を具体的にイメージして配置計画を立てる
掃除機、スマホの充電、アイロンがけ、キッチン家電など、どこで何を使うかを細かくシミュレーションし、家具の配置と合わせてコンセントの位置と数を決めましょう。
🚙将来のライフスタイル変化も考慮に入れる
将来的にデスクを置いてワークスペースにする可能性や、電気自動車(EV)用の屋外コンセントなど、少し先の未来を見据えた計画が後悔を防ぎます。
🔌スイッチ・コンセントの位置は現場で最終確認する
図面上では完璧でも、実際の現場で見ると「もう少し右が良かった」などと感じることがあります。可能であれば、工事の終盤に現場で最終的な位置を確認・調整させてもらいましょう。
【第5位】窓・採光・通風のバランス|「明るく風通しの良い家」は計画的に
「日当たりの良いリビング」や「風が吹き抜ける気持ちのいい家」は誰もが憧れますが、窓の計画を誤ると、理想とは程遠い住環境になってしまうことがあります。
よくある後悔😩
🌥️日当たりを期待していたのに、思ったより暗かった…
南向きに大きな窓を作ったのに、隣の家の影になってしまい、日中でも照明が必要な暗い部屋になってしまったケースです。
🎐通風が悪く、夏場は特に不快…
窓の配置が悪く、家の中に風の通り道ができていないと、空気がよどんでしまいます。特に夏場は熱がこもりやすく、エアコンに頼りっぱなしの不快な空間になりがちです。
対策ポイント🤓
☀️周辺環境や隣家の位置も含めて日照シミュレーションを行う
設計士に依頼し、季節や時間帯ごとの日の入り方をシミュレーションしてもらいましょう。土地の周辺環境(隣の建物、電柱など)を考慮した上で、最適な窓の配置を決めることが重要です。
💫採光・通風を目的とした「抜け感のある窓」を取り入れる
風の入り口と出口になる窓を対角線上に配置すると、効率的に風を通すことができます。視線が抜ける場所に窓を設けることで、部屋に開放感が生まれます。
🪞掃き出し窓だけでなく、高窓やスリット窓も活用する
大きな窓だけでなく、壁の高い位置に設置する「高窓(ハイサイドライト)」は、プライバシーを守りながら安定した光を取り込めます。縦に長い「スリット窓」は、デザインのアクセントにもなり、効果的な採光・通風が可能です。
【番外編】まだある!注文住宅のよくある後悔と対策
上記以外にも、注意すべき後悔ポイントはたくさんあります。
🥶冷暖房効率・断熱性
🙅♀️後悔: 家の見た目ばかりにこだわり、断熱性能が低くて「冬は寒く、夏は暑い家」に。結果的に光熱費が高くついてしまった。
🙆対策: 断熱材やサッシ(窓)の性能をしっかりチェックしましょう。「快適な暮らし」を追求するなら「HEAT20(ヒートニジュウ)」という基準に注目です!
🪵ベランダ・バルコニー
🙅♀️後悔: 憧れで広く作ったけど、結局ほとんど使っていない。洗濯物を干すにもリビングを通る動線が不便だった。
🙆対策: 本当に必要か、どんな目的で使うかを考え、生活スタイルに合った広さと位置を見極めましょう。
💰予算配分・費用
🙅♀️後悔: 建物本体に費用をかけすぎて、外構工事の予算が残らなかった。住宅ローンが想定より高額になり、生活が苦しい。
🙆対策: 建物本体以外にかかる諸費用や外構費も含めた「トータル費用」を最初に把握し、優先順位をつけて計画的に予算を配分することが重要です。
🏡ハウスメーカー・工務店選び
🙅♀️後悔: 担当者との相性が悪く、要望がうまく伝わらなかった。提案力が低く、ありきたりの家になってしまった。
🙆対策: 必ず複数社を比較検討し、親身に相談に乗ってくれる、信頼できる担当者を見つけることが成功のカギです。
🚘駐車場・外構
🙅♀️後悔: 駐車スペースが狭くて車が停めにくい。庭を作ったものの、どう活用していいか分からず雑草だらけに…。
🙆対策: 建物と外構(庭、駐車場、アプローチなど)はセットで計画しましょう。将来の車の台数や庭の使い方まで見据えることが大切です。
まとめ:後悔しない家づくりのために
注文住宅の家づくりは、決めることが多くて本当に大変です。しかし、今回ご紹介した「後悔ポイント」を事前に知り、対策を立てておくだけで、失敗のリスクを大きく減らすことができます。工事着工後の設計変更は、工期の遅れや追加費用の原因になります。気になる点があれば、必ず着工前に解決しておきましょう。
後悔しない家づくりの秘訣は、
①家族のライフスタイルを徹底的にシミュレーションすること
②家族みんなで理想の暮らしについてよく話し合うこと
③信頼できるプロ(設計士・ハウスメーカー)と二人三脚で進めること
この3つです。
この記事が、あなたの「理想のマイホーム」実現の一助となれば幸いです。ぜひ、楽しみながら最高の家づくりを進めてくださいね!
家づくり、お金のことはなんでもご相談ください。私たちも全力でサポートさせていただきます。