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漆喰壁がもたらす調湿効果とは?梅雨前に知っておきたいこと

ジメジメとした梅雨の季節が近づいてきましたね。洗濯物が乾きにくかったり、室内の空気が重く感じたりと、何かと悩ましい時期ではないでしょうか。

「この時期、もっとカラッと快適に過ごせたら…」

そんな願いを叶える一つの方法として、古くから日本の家づくりに用いられてきた「しっくい壁」に注目してみませんか?今回は、梅雨を迎える前にぜひ知っておきたい、しっくい壁が持つ素晴らしい「調湿効果」と、その魅力について詳しくご紹介します。

🫧漆喰壁の調湿性の原理:「呼吸する壁」

「漆喰壁には調湿効果がある」と耳にしたことがある方も多いかもしれません。
漆喰は、目に見えない無数の小さな孔(あな)を持つ多孔質な素材。この孔が、まるで呼吸するように室内の余分な湿気を吸い込み、空気が乾燥すると逆に水分を放出して、お部屋の湿度を快適な状態に近づけようと働きかけます。

  • 🌧️湿気が多い時:空気中の余分な水分を吸い込みます。
  • 空気が乾燥している時:蓄えていた水分を放出し、室内に潤いを与えます。

この働きによって、

  • 梅雨時のジメジメ感を緩和🌧️💨
  • 過乾燥を防ぎ、喉やお肌に優しい環境をサポート🫶
  • 結露の抑制効果💧🚫

などが期待できるのです。

さらに、湿度を適切に保つことは、カビやダニの発生を抑えることにも繋がります。アレルギーをお持ちの方や小さなお子さまがいるご家庭にとって、これは何より安心なポイントですよね。

 

🏠💨「漆喰=調湿」のイメージと、現代住宅の現実🏢💦

昔ながらの蔵やお城に使われてきた漆喰壁を思い浮かべてみてください。あのひんやりと心地よい空気感は、分厚い土壁と漆喰の組み合わせがもたらす調湿効果によるものも大きいと言われています。
この歴史的な背景から、「漆喰は調湿力がある」というイメージが広く浸透しました。

しかし、現代の一般的な住宅では、コストや施工の効率化から、石膏ボードの上に1~2mmという薄さで漆喰を塗ることが主流です。この場合、漆喰自体の量が少ないため、期待されるほどの調湿効果を発揮しにくい、という指摘があるのも事実です。JIS規格で定められた「調湿建材」の基準(24時間で70g/㎡以上の水分を吸放湿)を満たさないケースもあるのです。

 

🌱だから無添加住宅はこだわります!
「無添加住宅オリジナルしっくい5mm厚」の秘密🔍

「それじゃあ、やっぱり漆喰の調湿効果はあまり期待できないの?」
そう思われたかもしれません。でも、ご安心ください!

無添加住宅では、この「漆喰の厚み」にこそ、快適な室内環境を実現する鍵があると考えています。

私たちが標準仕様で採用している無添加住宅オリジナルしっくいは、なんと一般的な漆喰壁の2倍以上となる、約5mmもの厚さで丁寧に塗っているのです。

これにより、一般的な薄塗り漆喰と比べて、よりお部屋の湿度をコントロールする力が期待できます。季節や天候による急激な湿度変化に対しても、穏やかに湿度を調整。一年を通して安定した心地よさをもたらします。また、漆喰が持つ本来の調湿性能、消臭効果、空気清浄効果などを、余すところなく引き出すことができるのです。

 

🌬️数値だけでは測れない「空気の質」の違い💫

漆喰壁の魅力は、単に湿度計の数値に現れるものだけではありません。

実際に無添加住宅にお住まいの方からは、
「空気がサラッとしていて気持ちいい」
「以前の家より、梅雨のジメジメ感が全然違う」
「部屋干しの洗濯物が乾きやすい気がする」
「冬も乾燥しすぎず、喉が楽になった」
といったお声をよくいただきます。

これは、5mm厚の漆喰壁がもたらす、体感的な湿度の調整、こもった空気の軽減、そして表面がベタつかない漆喰ならではの快適さによるものだと考えています。

カビやダニが発生しにくいクリーンな空気環境は、ご家族の健康を守る上でも大きな安心材料となるでしょう。

 

🎨デザインの自由度:機能だけじゃない!空間を彩る漆喰壁

魅力は、調湿効果だけではありません。そのデザイン性の高さも大きな特長です。

漆喰は、左官職人がコテを使って丁寧に塗り上げて仕上げます。そのため、画一的な壁紙とは異なり、職人の手仕事による温かみや独特の風合いが生まれます。

  • 仕上げパターンの豊富さ🌀:フラットで滑らかな仕上げ、コテ跡を活かした模様(扇模様、ウェーブ模様、スパニッシュ風など)、素材を混ぜ込んだ個性的な仕上げなど、表現は無限大です。
  • 色のバリエーション🌸: しっくいは伝統的な白だけでなく、顔料を混ぜることで様々な色合いを表現できます。落ち着いたアースカラーから、空間のアクセントとなるようなパステルカラーやビビッドな色まで、お部屋の雰囲気に合わせて自由な色選びが可能です。お部屋のコンセプトや家具に合わせて、壁の色を選ぶ楽しみも広がります。
  • 和洋を選ばない普遍性🧱:伝統的な和風建築はもちろん、モダンな洋風デザインの住宅にもしっくりと馴染みます。シンプルながらも上質な空間を演出できます。
  • 光との調和✨:漆喰壁は光を柔らかく反射し、室内に穏やかで優しい雰囲気をもたらします。照明計画によって、さらに多彩な表情を楽しむことができます。

お客様の好みやお部屋のコンセプトに合わせて、世界に一つだけのオリジナルな壁を創り上げることができるのは、漆喰壁ならではの醍醐味と言えるでしょう。

⚖️他素材との比較:漆喰壁を選ぶメリット

家づくりの際、壁材の選択肢はいくつかあります。代表的なものとしてビニールクロスがありますが、漆喰壁はどのような点で優れているのでしょうか。

もちろん、漆喰壁にも初期費用が比較的高めであることや、施工に時間がかかること、強い衝撃で欠けたりクラック(ひび割れ)が入ったりする可能性があるといった側面もあります。しかし、その優れた調湿効果、耐久性、健康への配慮、そして何よりもその美しい仕上がりは、初期投資以上の価値をもたらしてくれると私たちは考えています。

特に新潟のような、梅雨の湿気と冬の乾燥、その両方に対応できる住環境が求められる地域において、漆喰壁は非常に適した壁材と言えるでしょう。

☀️まとめ:梅雨を快適に、そして一年中 “心地よい住まい” へ

今回は、漆喰壁が持つ「調湿効果」を中心に、その魅力についてお伝えしました。

  • 自然の力で湿度をコントロールし、梅雨のジメジメも冬の乾燥も緩和🌧️💨
  • 左官職人の手仕事による、温もりとオリジナリティあふれるデザイン🎨
  • カビや結露を抑え、健康的な室内環境づくりに貢献🌱

漆喰壁は、日本の気候風土に適した、まさに「生きている壁」です。

これから家づくりをお考えの方、リフォームをご検討中の方は、ぜひ選択肢の一つとしてしっくい壁を考えてみてはいかがでしょうか。私たちイワコンハウス新潟では、漆喰をはじめとする自然素材を活かした、快適で健康的な住まいづくりをご提案しています。

「もっと詳しく知りたい」「実際の質感を見てみたい」という方は、ぜひお気軽に私たちにご相談ください。モデルハウスでは、言葉だけでは伝えきれない、漆喰壁がもたらす空気の違いを、きっと感じていただけるはずです。

皆様のお越しを心よりお待ちしております。
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